2011年5月23日月曜日

石巻でボランティアに参加しました。


こんにちは、丸恭子です。

けんちく隊の活動とは別で、石巻市にボランティアに行ってきました。
個人的な活動ではありますが、この場をお借りして報告をさせて頂きます。

石巻はボランティアの受入れが、非常に進んでいると言われています。
私は渡波地区を中心に活動しているボランティアに参加することにしました。
仙台で石巻行きのバスに乗り換え、渋滞の高速道路を二時間揺られ石巻に。
そこからさらにバスを乗り換え、渡波小学校に向かいました。

石巻駅を出発してすぐ、津波の被害が見受けられ、海岸に向かってバスが進むに連れ、被害の甚大さに唖然としました。
テレビや新聞ではある一部分の被害の状況を切り取っていますが、現地ではその風景がずっと続いていました。
そしてそれが石巻だけではなく、太平洋岸に何百キロと続いてるという事実を改めて実感しました。

私が担当した主な作業は瓦礫と家に入り込んだヘドロの撤去です。
数人のチームでお宅に訪問し、休憩をはさみながら、仕分けや積み出しをします。
明確には目標は決めず、その日の出来る範囲のことをする。
仕事と違うので、効率を重視したものではなく(実は、これが一番難しいんです!)、
安全を第一に、出来る限り地元の方々とコミュニケーションをとりながら作業をしました。

その日の自分の作業を振り返り、
大きな大きな被害に対する、小さな小さな一歩の集合が、
これからも続くことを祈りながら眠りました。

行くまでは、ボランティアとして活動する自分自身の、心と体の健康状態が保てるのか不安でしたが、そんな不安はどこかに吹き飛びました。
地震が起きてから、北海道や東京でニュースを見て、現地を想い何度も涙していました。
でも現地では、涙は一切出ません。
そこにはただ被害を受けた現実があり、涙を流すことより出来ることが、目の前に山積みになっています。

この二ヶ月で、石巻の方々は明るくなったといいます。
しかし、いまだ、女川や牡鹿半島には、ボランティアが入れる状況でさえないと聞きました。
被害の大きさと、自分の小ささと、長期的な支援必要性を感じ、
再度ボランティアに来たい思うと同時に、出来る場所から出来ることを継続しようと感じました。

丸恭子建築設計事務所 丸恭子


今回参加したボランティアのホームページ
東北青年支援隊:http://stshientai.com/

参考にしたその他のボランティアサイト

※写真:私が参加していた間、石巻は毎日天気が良く、夕日が綺麗でした。


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