2011年5月18日水曜日

上士幌町被災者受け入れプログラム支援 スタート

昨日5月17日、北海道・震災支援けんちく隊の代表メンバーが上士幌町を訪問し、竹中町長様をはじめとする町役場の皆様とミーティングを持たせていただきました。
目的は、上士幌町様が取り組んでいる被災者受け入れプログラムへけんちく隊の協力を申し出るためです。

上士幌町は以前より移住定住支援活動に積極的に取り組んでおられ、北海道の中でも注目されていた自治体です。十勝平野の美しい自然、生活環境をアピールするだけではなく、移住者の様々な要望に個別に対応するホスピタリティーのある移住支援で実績を重ねておられます。
自ら移住を希望される方と、今回の震災で望まずに避難を強いられている方々では、全く性質は異なるものの、すでにソフト、ハードとも受け入れ体制が整備されている上士幌町さんは、他の自治体にはない細やかな被災者受け入れ支援ができる土壌があります。
実際に上士幌町さんは震災後いち早く受け入れを表明し、お試し温泉滞在、住居、生活用品、就職支援など様々な受け入れプログラム、サポート体制を用意しておられます。
上士幌町役場被災者支援情報
二地域居住・移住定住情報
移住ドッドコム

けんちく隊としては、上士幌町さんの被災者受け入れプログラムをバックアップし、さらなる体制の強化を図ることで、北海道、さらに全国の自治体が行っている被災者受け入れプログラムのモデルを示したいと考えています。今後検討していく主な内容は以下の通りです。

  • 住居と就労・起業、子育て教育環境などの生活環境パッケージ化
  • さらなる支援として上士幌町様が用意している廃校や町営住宅、農地などのストック活用提案
  • 大学、学生を中心とした支援プログラムの学術的検証やワークショップの開催
  • 受け入れ支援プログラム情報公開
上士幌町役場でけんちく隊の紹介と意見交換ミーティングを終えた後、早速、上士幌町で提供可能な廃校と町営住宅、市街地近郊にある10haの土地を見学しました。
また、NPO法人 上士幌コンシェルジュ 川村様の案内で上士幌町にあるおためし暮らし用モデル住宅も見学しました。


贅沢な眺めに一同溜息。居住性もよさそうです。同じ北海道に住む我々でもうらやましいです。
通常は移住を検討している方がお試し暮らしをするための住宅ですが、現在は被災者の一時避難のためにも提供されています。
上士幌町の雄大な自然、人々の温かな心遣いで一人でも被災者の方の心と体が癒されることを願っています。
某コーヒーメーカーCMにでているツリーハウスを発見。ナイタイ高原レストハウスへ向かう途中です。
雄大な自然が本当に美しい町でした。

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